Windows10 Hyper-Vにてwindows 7へのACELINK naviインストール

「相続の為古い法人の決算書や決算内訳書の資料が必要なのでACELINK naviのデータが見たい」

と税理士からの指示により、windows 10への導入を試みましたが、windows 10へのインストールは出来ませんでした。

「このOSにはインストールできません」とすぐにエラーが出ました。


naviからProへの移行時は可能な限り全データをコンバートしましたが、ACELINK NX-Proの旧データコンバートでは、H16以前の所得税、法人税、財産評価等の過年度データはコンバートできません。NX-Proの発売日が2011/4/5で、(時効の為)そこから7年前までしか対応していない為です。(多分)


余談ですが、

最近のバージョンアップで コンバートを開いても、Pro → navi への旧データバックアップ機能も消えました。

旧バージョンのProをインストールしてアップデートしなければ使えるとは思いますが、あまり意味は無いと思います。


旧データバックアップはPro→MJSLINKへのインストール時はかなり重宝していたのですが、MJSLINK NXになって監査データのみのやりとりとなってしまい、CEのような差分管理や新規インストール処理ができず非常に使い勝手が悪いです。

MJSLINK NXへのProデータバックアップからのインストールが出来なくなるのは改悪だと思います。


navi時代は購入していたオプションをPro移行時に解約してしまった場合も有効かと思います。

naviはNX-Proとは違い使用期限が設けられていないので半永久的に利用できます。


例えばデータ取込をProでは購入していない場合。

csv→naviで取込→naviからProへコンバート等

医療法人や宗教法人オプションなど試していませんが、naviで使える資産はProへのコンバートで使えそうです。(多分)


会計なんて、NX-Proでデータ取込が無くてもnaviにあれば、naviが10%と軽減税率8%に対応していなくても全然大丈夫です。

naviで原則課税の状態でcsvを取り込んで、そのままNX-Proへコンバート。その後マスタ再計算で消費税再セットすればOK。あとは手動で直すしかないですけど、軽8%なんてだいたい福利厚生費か交際費くらいですので、最悪軽8%の残高だけ決算仕訳で10%と振り替えれば申告書は問題無く計算される。




本題に戻ります。

windows 7のディスクとシリアルは持っていましたが、windows 7のマシンは社内には残っておらず、windows10を消してwindows 7を再インストールするのも面倒ですし、1台で2つ同時に使用できる方が便利なのでOSのデュアルブートではなくHyper-Vを使う事にしました。


大まかな流れは


手順1

windows 10 proへHyper-Vの機能を追加


手順2

仮想マシンへwindows 7 をインストール


手順3

windows 7へMJS DBをインストール


手順4

windows 7へACELINK naviをインストール


手順5

保存してあったACELINK naviのデータをコピー


となります。




起動すると懐かしの季節毎の画像が表示されます。






躓いたのが、FDDを使った許諾シートです。



手順1と手順2はHyper-V windows 10などで検索して下さい。


参考サイト

https://www.pc-koubou.jp/magazine/2372


Hyper-Vを起動できず参考サイト通りに進めないので、BIOSを開いて設定を変更。

事前にBIOSのバージョンも上げた。


参考サイト

https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1806/25/news026.html


書きませんが、OSがオンライン認証できなかったので電話での認証、Windows Updateを200個近くインストール、ドメインに参加させるのでHome → Proへアップグレード、ドメインに参加、ファイル共有、プリンタードライバを読み込ませたり等細かい作業を行いました。



手順3

まずDBのインストールです。1.30と1.31のディスクが手元にあり、確か下位互換だったはずなので1.31を使いました。

これは何の問題もなくインストールできました。ディスクを入れて普通にインストール。

ちなみにDBはwindows 10にもインストールはできましたので躓くことはないと思います。


windows 7位からのOSは1.31でないとダメだった記憶があります。2000やXPなら1.30でも動くと思います。



手順4(最も面倒)

ACELINK navi本体ですが、できればなるべく古いVerからインストールして、そこからバージョンアップしたかったのですが、古いディスクがなかったので、仕方なく2.03をインストール。



インストール時にFDDにて許諾シートを使うことは知っていたので、


予め

Hyper-Vマネージャー > 新規 > フロッピーディスク

仮想フロッピーディスク (.vfd) ファイルを作成し、仮想マシンへ設定しAドライブが認識されるように設定しました。


ところが、

Aドライブをフォーマットし、利用可能な許諾シートの中身をwindows 7のAドライブへコピー

エラー 認識できないドライブです


3日程 試行錯誤した結果

FDD Bドライブを仮想化して作成。そのBドライブに許諾シートデータをコピーしたところ認識してくれて、インストールできました。原因不明。理由不明。


windows 7での作業

ImDisk Virtual Disk Driverのインストール


参考サイト

https://freesoft.tvbok.com/freesoft/virtual/imdisk_virtual_disk_driver.html


https://yamanxworld.blogspot.com/2011/09/blog-post.html


1.44MB FDDの場合は 1474560 Bytesと書かれており、その通り設定したのですが、何故かBドライブ容量は1,434,624バイトで認識されてます。フォーマット時 容量「3.5インチ、1.44MB、512 バイト/セクター」となっていたので、認識は問題ないかと思われます。


FDD B:をフォーマットします。





仮想化したOSに仮想化したBドライブを設定し、その中に許諾シート内のデータをコピーしインストールを続行。





当時の契約内容が表示されます。

事務所管理やキャッシュフローなど現在必要ないオプションはチェックを外しても問題ないです。





当時、懐かしのMJS営業担当者名が表示されます(まだお世話になっています m(_ _)m)




手順5

インストールが終わりましたら、保存してあったACELINK naviのDATAフォルダを

windows 7の

C\Program Files (x86)\MJS\MFSOFFE\DATA

へ上書きコピー

naviまでは環境移行など不要なので楽です。データを突っ込めばすぐに使えます。


ようやくnaviを起動すると、当時のログインIDとパスワードでのログインとなります。(commno共通ファイルが生きていれば)


もう忘れかけていてログインに20分位かかったので、覚えている内に

管理者権限を持つ自身のログインパスワードを削除

管理者 > ログイン担当者管理 > 担当者IDで管理 に変更します。



最後に

折角頑張ってインストールしましたが、

法人税申告書の平成13年4月1日以後終了事業年度分 3.19

法人税申告書の平成14年4月1日以後終了事業年度分 3.21

法人税申告書の平成15年4月1日以後終了事業年度分 3.23

は古いVerからインストールしなかったので、プログラムが存在しません。となってしまいました。


所得税や財産評価も多少の違いはあれど、大体同じでした。

これでは意味が無いので、今後古いバージョンからnaviを再インストールしてバージョンアップを行い全データの利用を可能とする予定です。

それまでBドライブはマウントしたままで、アンインストールと許諾シートの戻し処理を後日やってみます。

ただACELINKが2001年ACELINK naviの発売日が2005年(平成17)7月1日なので、過年度のデータの扱いはハッキリ分かりません。

naviを導入して即修正申告も有り得るので、2005 - 7 = 1998年 つまり平成10年程度の税法までは対応していると思いますが推測です。



windows 2000やXP。PC-98を動かしている方もいるくらいなので、まだまだ問題無いと思いますが、naviが動いているうちに、会計タブ以外は全てdocuworksかPDF化した方がいいと思います。


ドングルや許諾シート方式は非常に面倒ですが、現在のオンライン認証方式もミロクの認証サーバーに障害が発生したり、営業停止や倒産したら会計事務所の全ソフトが起動できない事もありえるので、ミロクには障害発生時のオフライン時の事も考えて置いて欲しいと思いました。会計データや申告書が一切開けなくなるので、その時は税理士事務所もCE等を使っている顧問先様も日本中パニックになりそうですね。TKCやJDLのチャンスかも。


ハード障害時は例えハードが土日祝日に復旧できても、NX-Proのライセンスは土日祝日などは支社対応不可なので、結局NX-Proのライセンス復旧は平日まで出来ないこともありましたし。

認証はMicrosoftのマネをして、電話機などネット認証以外の手段も用意して欲しいです。それと168時間(24 x 7)は認証無しでも使用可能として欲しいです。




違法コピーで認証させて複数台へインストールさせた訳ではないですし、仮想化したOSへのインストールが禁止されていないのでライセンス違反にはならないと思いますが自己責任で行って下さい。


DOS版からずーっとミロクを使っていて、

「今更Proへコンバートできないnaviのデータが必要だ。困った」

というチャレンジャーな先生はご参考にどうぞ。


会計ダブはほぼ全てProへコンバートできますが、税務タブの過年度分はできません。プログラムがProには無いためです。

その時はしかたがないので、このブログのようにnaviを起動させてPDF化して下さい。


ちなみにHyper-Vなど使わず、windows 7以前のハードを用意した方が遙かに楽です。



最後に

最近Edge Trackerがらみの不具合が多過ぎなので、導入は先送りした方がよさそうです。

こんなバグ多発じゃ顧問先に提案なんてとてもできないです。

生保会社のマイナポータルへの参加もまだまだですし。


NX-Proはオンラインアップデートでいつでも不具合対応が可能になったので、リリース前に全然デバッグ出来てない(してない)感じがします。navi時代のようにCD-R(DVD-R)を全国配布となると、費用が馬鹿にならないのでしっかりデバッグしていたのでしょうけど。

これも時代ですかね。


とりあえずリリースしてからユーザーにデバッグさせてるみたいな感覚です。

そんなところをMSのマネしなくていいのに。

新着記事
タグ
アーカイブ